英語学習には単語を知らないと、文章も聴きとりもできない。単語を暗記する上で、効率よく覚えたい…
単語を覚える方法は何百通りもあります。その中で僕が実際に実践してみて、必要な部分だけ選りすぐった方法を紹介します。
やり方を知るだけで、覚える単語の量は俄然に増えます。
単語学習における僕の権威
— 英語を始めたのは35歳から。
いわゆる語学学習をやるには遅いといわれる年齢。ただ学生時代と比べると記憶力が下がっているかというと、体感的にはまったく感じませんでした。
ほぼ単語を知らない状態から1ヶ月1600語まで暗記できました。
単語から入ったおかげか、リーディングやリスニングの学習スピードも早くなりました。
単語の覚え方
単語の覚える上で準備しておきたいことはこちらの3つ。
意識したいおきたいこと
- カリキュラムを事前に作る
- 音と一緒に覚える
- 参考書を1冊に絞らない
だらだらと勉強するならまだしも、効率よく単語を覚えるには計画表が必須です。どうやって攻略するのかを事前に計画できているかどうかで、暗記の質も変わってきます。
期限を決めて、どうやって達成するかを決めておきましょう。
カリキュラムを事前につくる
つまり、1日どのくらい勉強して、いつまでに1冊終えるのかを決めておくことです。
例えば。キクタンという単語帳があります。単語帳の中でも有名な参考書です。
この参考書を優れているところは、1日に勉強する単語数が決まっていることです。1日15語を勉強して、30日で終えられるという仕組みになっている。
ただこれだと、勉強する単語量が少なすぎるので、1WEEK分つまり、100語覚えていく方法をお勧めします。そうすれば、17日で終わります。
1ページに覚える単語数が8語とあらかじめて、決められてるところも特徴です。
音と一緒に覚える
たしかに、書くという作業は目と体を動かすため、記憶に残りやすいのが特徴です。
ただ数をこなす上で、書くという作業はとても効率が悪いことに気づきました。
例えば、1ページに8個のものを覚えるとします。
1分間で覚えるとしてら、どうやって覚えますか?
おそらくほとんどの方が「読む」で覚えられたと思います。
効率が悪い上に、記憶は時間が経つと必然的に忘れてしまうのです。
プラス、読みと相性がいいのは、聴くという作業。この二つをかけ合わせると、より効率が良くなります。
あと発音はリスニングで大事なポイントになってくるので、覚え直しにならないようにあらかじめ、耳で聴くことをお勧めします。
参考書を一冊に絞らない
あと陥りやすいのは、自分にあった参考書選びができていないこと。
僕は単語を勉強する上で、かなり熟慮しました。
本屋に行くとわかますが、単語帳はむちゃくちゃくあります。しかもお勧めしている単語帳ってバラバラ。
安易にお勧めされた参考書を勉強すると、単語理解に時間がかかりすぎて、勉強効率が下がります。理想は参考書を読んでみて、知っている単語が6割くらいあれば、あなたにあった参考書です。
それと、一冊に参考書を絞らないこと。
お勧めは一冊8割くらい覚えたと思ったら、新しい参考書を使うこと。
これにも意味があって、単語は接触回数がとても大事なポイントになります。何度も同じ単語に出会うことで、短期記憶から、長期記憶になってきます。
今はアプリと併用できるモノを選ぶといいですよ。
キクタンを使った具体的な勉強方法
これまで、解説した内容はすべてキクタンを使うことで、実践できます。
僕の場合、基礎学力に不安があったので、初心者編からスタートしました。
実際に使った単語帳
- キクタン entry 2000語レベル
- キクタン basic 4400語レベル
- キクタン TOIEC TEST SCORE800
それぞれ、実際に覚える単語は、1500程度。
これでTOEIC600点くらいの学力はつくと言われています。
事前準備
大事なことなので、もう一度。勉強においてカリキュラムがむちゃくちゃ大事です。
特に初めて2週間は優先度をあげて作業してください。
ルール
- 単語のために、1日1時間を確保する
- 優先度をあげて、朝に作業(少なくとも1週間)
- アプリをダウンロードしておく
無料でダウンロードできるので、事前に準備しておいてください。
学習の仕方は、参考書とスマホを使って、勉強します。イヤホンがあるとなお良いです。
キクタンのやり方に慣れる
あらかじめ、やらないことをまとめておきます。
- 書いて覚えるは使わない
- 夜に覚えない
- 暗記以外のことはやらない
前述した通り、書くという作業は効率が悪いので、読むと聴く、に専念してください。僕自身も聴くという暗記方法に不安を感じていましたが、実際やってみると、意外に定着します。
夜に暗記ものをやること自体は問題ありません。ただ、優先順位的を考えると、朝にあらかじめ時間を準備しておくことをお勧めします。
夜ということは、今日やることの中で、優先順位が低い状態です。また飲み会や、誘惑が多いのも事実です。
あと単語表にはいくつかの意味や、類義語も記載されています。ここで覚えるのは、1つだけに絞りましょう。
2週目に入ったら、1週目の復習も同時にやる
短期記憶から超記憶にするには、何度も回数を覚える必要があります。これは科学的にもすでに実証されているので、このやり方はほぼ間違いありません。
時間の使い方としては
朝・・・2WEEKの勉強
夜・・・1WEEKの復習
500語以上超えてくると、復習だけで時間もかかりすぎるので、前半と後半にわけると覚えやすいですよ。
ちなみ、entryに関しては、最後のページに、リスト表があります。
これを使えば、1week=5min、くらいで解けるので、5min * 17 = くらいで消化できます。
音と目の両方を使う
キクタンには無料でダウンロードできるアプリがあります。
使い方はシンブルで、アプリで音楽を流しながら、本を一緒に進めていくだけです。
初級者向けのentryは、一つの単語に関して、4つやり方でおぼえることができます。
- チャンツ①・・・単語だけ
- チャンツ②・・・熟語
- チェンツ④・・・文章
チャンツ③で、書くステップがありますが、ここは抜かして、読み進めていきます。
五感を使うと、身体が反応して、記憶をより強くしていきます。
土日は振り返り、覚えきれなかった単語を集中的に
1週目くらいはやり方に慣れるだけで、それだけで精一杯になりがち。
覚えきれていない単語は何かのきっかけがないと、なかなか定着してくれません。
そういう単語の覚え方は有効なやり方があります。
- 画像検索で絵で覚える
- 類義語もみつけて、関連性づけをする
- チャンク式で、単語をわけて覚える
その中でも一番定着がいいのは単語=絵として覚える方法が有効です。
特に関連性がない単語というのは、脳が認識しずらいので、ヒントをあげると脳も覚えやすい状態になります。
1000〜1500語あたりから、脳のデータベースも格納されてくるので、類義語や、チャンク式で覚える方法も有効です。
単語をおぼえるだけで本当に身につくのか
これは持論ですが、単語帳は単語を覚えることに専念すべきだと考えています。
それはインプットの量が圧倒的に単語帳が優れているから。
たしかに会話の中で、単語を覚えるのは体感的にも定着がよい。ただ、単語帳と同じくらいのインプットをするとなると、相当の会話の量が必要になります。
これは文章にせよ、映画で単語を覚える方法にせよ、同じことがいえます。
脳の中にある程度、データベースがあることで、新しく覚えていく単語にも順応できるようになっていきます。
少なくとも、TOEIC600点相応の学力は、まず単語から入るようにしましょう。
まとめ
単語を暗記する上で、大事なことについてまとめていきました。
計画どおりにできるかどうか、このカリキュラムにかかっています。
1週間くらいのペースで、やり方が無理がないか、振り返りを行うと、より精度がよくなります。
持論ですが、初心者の人はぜひ単語から入ることをお勧めします。
それはなぜか、自分の管理下に置きやすく、これから学習を始める人にとって、イージーな勉強だからです。
この勉強方法が習慣化できれば、リーディングはもちろん、リスニングにも応用できるので、ぜひ活用してみてください。